Smiley TAMAのバンド履歴

「ジャズそら」から「ぬるいコーヒーに赤いバラ」へ
 2014年9月〜2021年9月

2014年9月バイオリンのツイン・トップだった「ジャズそら」のバイオリン1器が結婚を控え、ギターは複数の団体役員に就任して多忙となり、退団した。2007年以来「ジャズそら」7年間の活動が終わった。2014年1月の「おいでや!”ジャズストリート」での演奏は、「ジャズそら」7年間の活動の集大成となる素晴らしい演奏だった。
 その年の5月にワイズのセッションに参加していた若いフルート女性に出会った。音色も音量も出色のすばらしさで引き込まれたが「いまどこ」になった。ジャズに慣れてないようだ。「ダメ〜で〜すね!」と言うイントネーションで「中国系だ」と分かった。日本語は達者に話せる。話しかけてみた。30歳で京都市立音楽大学の大学院生、「恋人が松山に転任になった。博士号取得のために遠距離恋愛で時折松山に来る」と言う。2014年9月からフルート、バイオリン、ピアノ、ベースのカルテットで「ぬるいコーヒーに赤いバラ」のバンド名で活動を開始した。2015年1月「おいでや!ジャズストリート」に出演して、以後5年間の「フルート・ぬるいコーヒーに赤いバラ」がスタートした。クラシック・フルートのプロなので、初見が効くし、サウンドは特別に良い。本番前に1〜2回合わせて、3曲程度合奏した。フロントがバイオリン1器になっていた「ぬるいコーヒーに赤いバラ」の色付けとして活躍してもらった。しかし年に10日ほどの在松ではサウンドつくりは完成しない。僕はバイオリン、フルート、ベース、ピアノのサウンドを大いに気にいっていた。そんな折り2017年9月ジャズ切磋琢磨2017にフルートの渡部深雪さんが単独で出演した。栗田さんの生徒(楽器は違うが、ジャズを学ぶ生徒)だった。アドリブはできないので楽譜(バンドに入ってからは書き楽譜)を吹くのだが、楽譜を追うたどたどしさはない。音色の綺麗な優れたアマチュア・フルーティストだ。10月からDUOで練習を始めて、翌6月には「ぬるいコーヒに赤いバラ」のモンク定例ライブで正式メンバーとしてスタートした。以後「ぬるいコーヒーに赤いバラ」は、栗田ヴァイオリン、渡辺フルート、テンテン(ゲストフルート)、ベース大野、ピアノ玉貫で活動を始めた。渡部さんが、介護や仕事の都合で発表演奏に参加できない場合も多かったのだが、マドンナ・ジャズや定例ライブでの演奏は完成度が高くて、僕は満足だった。渡部さんが両親の介護のために2021年6月定例演奏家を最後に休会して「ツートップのぬるいコーヒーに赤いバラ」は活動が休止した。テンテンは同時期に離松した。以後はフルートの代役(武智さん)やバイオリン単独のフロントでの活動に移行した。それはコロナ感染拡大でジャズライブを開催できなくなった時期と重なった。バイオリンとのDUOで2回ほどライブをして時期を待っていたが、2023年7月にアルトサックス&クラリネットの木下さんを誘って2023年9月切磋琢磨で「新ぬるいコーヒーに赤いバラ」をお披露目した。